ドイツ海軍 特殊潜航艇  Schwertwal Ⅱ
Schwertwal II
 
 大戦末期に製造された2人乗り小型潜水艦。
戦闘機に似た水中機動性能を有する、いわば水中戦闘艦であったと推定されている。
水上では800馬力のワルター機関、水中では25馬力の電気モーターで推進し、ドレージャー式換気装置と空気清浄化システム、自動操舵装置と自動航法装置を搭載した。試作型一隻のみが建造された。
   諸元 全長     13.50m   
       全幅      2.93m
       排水量     18.0t
       最大速度   30/8ノット
       武装     533mm魚雷×2
キットは、KORAモデル 1/72。
3分割の艇体とフィン類、2分割の魚雷はレジン製、魚雷のフィンと信管、スクリュー類はエッチングパーツ。全長が短かったので積層プラ板で延長。
艦首の形状が丸すぎたので、とがった形に修正。フィン類は形状も寸法もでたらめなのでプラ板で自作。
他社の同ジャンルのキットと同じく、部品の取り付け位置の印は付いてない。
3分割の船体のボルト止めの穴のモールドを追加した。
G7e魚雷はそれらしく見えるよう筋彫を追加し、とがりすぎの先端の形状を修正、接触信管を自作した。


いかにも実物写真が存在したかのような魅力たっぷりの箱絵には、船体にシャ−クマウスとキルマークが描いてあり、デカールも付属していたが、根拠となる写真も見つからないし、試作艦でそれはあるまいと思い、オミットした。
何度も潜ったとも思えないので、陸上に放置されて風雨にさらられたコンクリート風のウェザリングに仕上げた。
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