ドイツ海軍 特殊潜航艇  Neger
 Neger
 
1人乗り人間魚雷。
12馬力電気駆動魚雷用モーターを搭載し、水上走行のみ可能。海上時速4ノットで31カイリ航行可能。
プロトタイプは1944年3月に完成し、終戦までに約200隻が建造された。
航法用の機器が搭載されておらず、乗員は手首につけた小型コンパスを確認しながら艇を操縦した。潜望鏡はなく洋上での索敵は海面すれすれの位置にある操縦席から乗員が目視できる範囲に限られ、目標を見つけるのは非常に困難だった。
実戦で目覚ましい戦果をあげることはなかったが、イタリア沿岸や北フランス沿岸に出動し、ある程度の戦果を記録している。
   諸元 全長     7.65m   
      全幅     0.5345m
      排水量     5.00t
      最大速度   4.0ノット
      武装     533mm魚雷×1
キットは、HPモデル 1/72。
レジン製の魚雷が2本入ってるって感じ。
テールフィンどころか極小のスクリューのブレードまでばらばら。
船首の形状を修正。フィンの形状がめちゃくちゃなので、プラ板、極細の真鍮線を用いて自作。


艇体と魚雷を接続する支柱は、鉄道模型用の真鍮の帯板金を使用。
半球状のプレキシガラスはBB弾を型にして塩ビ板をヒートプレス(うちの病院の歯科技工士に作ってもらった)。
G7e魚雷はそれらしく見えるようモールドを追加し、フィンを修正。
接触信管に凝ってみた。ほとんど生還不可能の特攻兵器のような代物だが、一応塗装ではウェザリングも施した。

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