日本海軍 戦艦富士

日本海軍 戦艦 富士

戦艦富士は日本海軍の戦艦。富士型戦艦の1番艦。
日本海軍での近代的戦艦の第1号。日本海軍の軍艦で最高厚の装甲を持つ(最高457mm)。艦名は日本の最高峰富士山にちなむ。艦名としては明治初期の軍艦「富士山」に続いて2代目。


艦はイギリス・ロンドンのテームズ社で建造され1897年(明治30年)、竣工に先立って領収し軍艦旗を掲げた。
日露戦争では主力戦艦として、三笠を旗艦とする第一艦隊第一戦隊に所属。旅順口攻撃、旅順港閉塞作戦、黄海海戦、日本海海戦と主な作戦に参加した。

1912年(大正元年)に海防艦へ類別変更、ボイラ換装等を実施し運用術練習艦として使用された。ワシントン軍縮条約により兵装、装甲を撤去し特務艦(運送艦)、後に練習特務艦となった。
1926年(昭和元年)より横須賀吉倉海岸に繋留、後に推進器を撤去、木造の講堂を設けて浮き校舎として使用された。その後も新設された海軍航海学校の施設として使用されていたが終戦直前の空襲により炎上し着底、戦後に解体された。

排水量 常備:12,533トン 全長 垂線間長:114.0m(374ft) 全幅 22.3m(73ft)
速力 18.25ノット 航続距離 10ノットで7,000海里 乗員 726名
兵装 30.5cm40口径連装砲2基 15.2cm40口径単装砲10基 47mm単装砲24基
45cm水上魚雷発射管1門 45cm水中魚雷発射管4門
装甲 複合装甲
舷側:最大18インチ(457mm) 甲板:最大4インチ(102mm) 司令塔:14インチ(356mm)

出展:ウィキペディア
製作・北國海軍工廠
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