ドイツ海軍 飛行艇  Do-212
1942年に試作された野心的な小型水陸両用機。全金属製で翼端フロートは翼端板と兼用であるほか、450hpのヒルトHM512B-0空冷エンジンを艇体内に収め、延長軸で直径2.4mの推進式プロペラを駆動するようになっている。
しかもエンジンとプロペラは離着水時には上へ12度押し上げられて水しぶきをかぶらないように配慮されている。
1942年8月3日の初飛行で、自力離水に失敗した。
Do24に牽引されて離水に成功したが、飛行が不安定なため直ちに不時着させられた。
その後の試験も同様に失敗し、1943年にスクラップにされた。諸元    
       全長     10.2m
       全幅     10.3m
       全備重量   2400kg
       最大速度   不祥
       武装    なし
キットは、アライアンスモデル 1/72。
レジンキットとしては比較的高品質。筋彫りはすべて彫りなおして、表面はなめらかに仕上げた。
3翅プロペラが付属していたが、実機は4翅プロペラで、ジャンクパーツから自作。
レジン製の脚部品はすぐ折れてしまいそうだったので、真鍮線、パイプなどをハンダ付けして自作。

キャノピーの合わせ以外は組み立ては比較的容易であった。若干のパテ修正が必要だった。
銀色の塗装にアルクラッドをふんだんに使用。
キャノピーのフレームはジルのクロムラインデカール。
完成してみると、ウルトラ警備隊のジェットビートルにちょっと似てる。ほんとに作ったら、絶対に飛ばないぞ、ジェットビートル。

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