ティークリッパー カティーサーク
 
エアフィックス・ノンスケール
カティサーク(Cutty Sark)は1869年に建造されたイギリスの快速帆船である。
中国からイギリスまで紅茶を輸送する「ティークリッパー」として、いかに速く一番茶を届けるかを競った。
しかしながら、その建造時期はスエズ運河の完成直後であったため、ティークリッパーとして活躍した期間は短い。
カティサークは現存する唯一のティークリッパーとしてロンドン近郊のグリニッジで保存展示されている。
Wikipediaより

ガレオン船に引き続き、またも難儀なキットをやってしまいました。
船体全長10cmと言うグリコのおまけみたいな帆船に・・・いったい何をどうすると言うのか!?
ではでは。
 パッケージの様子です。
樹脂製のパウチに入っていて、袋入りのに比べるとちょっと新しい感じに見えますが・・・・中身は昔のままの玩具仕様。
新しく型を起こしたとは聞いてませんしね・・・・・。(新しく見えても軽く30年は経ってそう)
船体と甲板です。
このシリーズ全てそうですが、マストはどう考えても太さが3倍くらいあるので、当然それを差し込む穴は大変な大穴です。
なのでいらないプラ材を突っ込んで塞ぎ、甲板のいい加減木目モールドとともにペーパーで削ります。

 
甲板に木目を彫りなおして塗装。
筋彫りは船体があまりに小さくラインチゼルでも太すぎるので、今回はデザインナイフのみの仕上げです。
板の隙間をはっきり出すのに黒の墨を入れ、その後に茶系の墨で仕上げました。
いつものFRP棒でのマスト作成。
キットの部品を参考に採寸をして簡単な図面を起こします。
今回はヤードの数がめちゃ多いので、間違わないようあらかじめ決めた小物入れに格納。
 
塗装した船体に組んだマストを装着。
いつもながら水平垂直に気を使いますが、今回は左右でかなり傾けてみましたので、それに合わせるのに一苦労。
バウスプリットも付けました。
幾つかのパーツで構成しているマスト、バウスプリットは、力のかかる継ぎ目を極細の釣糸を使って結束しています。
FRP棒は真鍮線などに比べると接着剤の効きが大変良いのですが、前回のガレオン船の時リギング中に外れたところが
あったので用心のためです。

帆を装着。
これもPCのフォトショ、ドローイングで製作。
今回は所謂白帆にしたかったので、比較的薄いグレーに設定。
カティサークと言えば、追い風で全帆を展開する絵画が有名なので、補助ヤードと補助帆も追加。
リギング開始。
これもいつもの釣糸を使用しましたが、ところどころに古くなった接着剤で滑車をイメージしたポッチを付けてみました。
良い感じでしょう?
カティサーク完成です。
一応強烈な追い風を受けて疾走するイメージにしてみましたが・・・今後は大うねりも再現してみたいですね。
各部の手摺は1/700のエッチングを使ってみましたが・・・割と妥当なサイズの様な気がしますので・・・これって
1/700くらいなんでしょうかね?
 
後ろ側から。
明るく写すと帆が透けて見えます・・・・。
次回はもう一枚張り合わせる必要があるかも。
バウの紋章はなにか複雑な唐草文様みたいになってましたので、面相筆でチャチャットごまかし!
なんとなくそう見える(気がする?)ので、ご勘弁の程よろしくです…。

 
 製作 kudopapa@副長
 
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