ドイツ海軍 飛行艇  Bv-222
ブローム・ウント・フォスBV222
 
再軍備宣言後、国威高揚の狙いも含め、大西洋横断航路用の大型飛行艇開発要求の中から採用を勝ち取ったのが本機である。
当時としては桁外れの巨人機。
主翼の桁は直径4mの鋼管筒で、この内部を燃料タンクにあて、6000km以上の航続距離を実現した。
この鋼管桁の前には乗員が立って歩ける通路が通っており、長時間飛行中のエンジン点検ができるようになっていた。

第二次大戦が勃発し、旅客機としての就航ができなくなったため、長距離輸送飛行艇として使用され、9機が生産された。

       諸元 全長     36.575m   
       全幅     46.00m
       最大重量   45640kg
       最大速度   390km/h
       武装     20mm機関砲×3
              13mm機銃×2
              7.92mm機銃×2
キットは、コンバットモデル 1/72。
バキュームフォームの古いキット。
寸法はでたらめで、図面から骨組みを製作し、キットの一部を外板として貼り付けるという、ほとんど完全自作になってしまった。
製作開始から十年はかかったか。
船台はCMKのレジン製。
穴あきの手すりの支柱は真鍮製の自作。
エンジン、プロペラ、スピンナーは他のキットからレジンで複製。
カウリング、エンジンナセルは木型を起こしてレジンで複製。
キャノピーも木型に鉄道模型用帯板真鍮で作った窓枠を貼り付けてヒートプレス。
その他小物類も完全自作。
艱難辛苦の塊。
ともかく、世界唯一無二。たぶん。
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