ドイツ海軍 特殊潜航艇  Biber
1人乗り小型潜航艇。32馬力オペルブリッツトラック用エンジンおよび13馬力電気駆動魚雷用モーターを搭載し、海上時速6ノットで130カイリ、水中時速5ノットで40カイリ航行可能で、最大潜水深度は19.5mだった。
1944年5月にプロトタイプが完成し、324隻が建造された。
トリム制御機構を欠き、潜行時の姿勢制御は全て舵の操作によらなければならず、魚雷発射後に一旦船体が海面に飛び出すという欠陥があった。
また換気能力不足で、水上走行中にハッチを閉めていると45分で一酸化炭素中毒を起こす状態になった。
73隻の損失に対し戦果は商船一隻のみであった。
      諸元 全長     10.783m   
      全幅      1.817m
      排水量     6.5t
      最大速度   4.3/5.0ノット
      武装     533mm魚雷×2

キットは、HPモデル 1/72。
レジン製の艇体と小物部品だけの構成で、部品の取り付け位置の印は例にもれず全くなし。
船体の幅が広すぎ、司令塔の大きさと位置が誤っていたので修正。
窓は塗装で表現。
金属テープを細く切って貼り付けプラサフで固めて溶接跡を表現。
潜望鏡は真鍮線、艇体側面のディティールは鉄道模型用の帯板真鍮。
リベットは戦車用のビーディングツールで作成したが、直径0.5mmは老眼には厳しい。
G7e魚雷はモールドを追加し、接触信管を再現。
塗装は30回ぐらい出撃して無事に帰ってきたようにしてみた。
本当はほとんど帰ってこれなかったんだけど・・

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