ロシア帝国海軍 防護巡洋艦 アスコルド
ロシア帝国海軍 防護巡洋艦 アスコルド
アスコルドはドイツのクルップゲルマニア造船所で1900年3月に進水し、その後中国の旅巡に根拠地を置くロシア太平洋艦隊に編入された。
アメリカで建造された防護巡洋艦ワリャーグと準姉妹艦とされるが、煙突の数や形状が違うので見分けは簡単である。
(と言うか全く違う艦)
1904年2月8日、日露戦争の開始により日本海軍の攻撃を受け損傷を負ったが復旧。
1904年8月10日残存艦隊とともにウラジオストックへ脱出中、日本艦隊と遭遇し交戦。これが黄海海戦である。
日本艦隊の砲撃により煙突2本が倒壊、主砲6門が使用不能になる大損害を負ったが、中立国である中国の呉淞に入港。
武装解除されたが終戦により露西亜に返却された。
その後第一次大戦ではダーダネルス海峡を巡る戦闘に参加。その特異な外観から「木製のゴミ箱」のあだ名で呼称された。
1918年ロシア革命の勃発により英国に接収され、艦名をグローリーWと改名される。
その後ソヴィエト連邦に返却されたが、復帰をすることはかなわず解体された。
製作・kudopapa@副長
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