大英帝国海軍 戦艦バーラム (HMS Barham)


イギリス海軍が建造した戦艦。クイーン・エリザベス級戦艦の3番艦。スコットランド、クライドバンクのジョン・ブラウン造船所で建造され1915年10月19日就航した。
第一次世界大戦では。1916年、第5戦艦戦隊の旗艦としてエヴァン・トーマス少将が座乗しユトランド沖海戦に参加し損傷を受けた。

第二次世界大戦 [編集]第二次世界大戦中はバーラムは大西洋および地中海で活動した。1939年12月12日、キンタイア岬沖で駆逐艦ダッチェスと衝突し、ダッチェスは沈没。12月28日、ブリテン諸島の北でドイツ潜水艦U-30に雷撃され損傷した。1940年9月、ダカール攻撃に参加しフランスの戦艦リシュリューと交戦した。その後バーラムはH部隊に編入されマルタへの船団の護衛に従事した。
1940年の終わりにバーラムは地中海艦隊に編入された。1941年1月3日、戦艦ウォースパイト、ヴァリアントなどとリビアのバルディアを砲撃した。3月、マタパン岬沖海戦に参加した。5月、クレタ島沖で爆撃を受けて損傷した。
性能諸元
排水量 36,500t 全長 197m 全幅 27.6m 吃水 8.8m
機関 蒸気タービン4基4軸、出力75.000馬力 最大速 23.5ノット
航続距離 4,400カイリ 乗員 950-1,220名
兵装 28cm SK L/45(45口径)連装砲4基 15cm SK L/45(45口径)単装速射砲10基 
8.8cm SK L/45 単装速射砲(45口径)16基
45cm水中魚雷発射管4門
兵装 38.1cm(42口径)連装砲4基
15.2cm(45口径)単装砲14基
7.6cm(45口径)単装高角砲2基
53.3cm水中魚雷発射管4基
1941年11月25日、イタリア船団の攻撃に向かう途中、ドイツの潜水艦U-331の発射した魚雷3本が命中し、左舷側に横転、艦橋部が水面に沈んだ直後、爆発を起こし沈没した。これにより、861名の人命が失われた。また、この様子は映像に収められており、沈没に至る様子を確認する事が出来る。

製作:Rn工廠
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